はじめに
おつかされまです。tyamonです。
この記事では、CIDR表記からネットワークアドレス・サブネットマスク・使用可能ホスト数などを一括計算するブラウザツールを紹介します。
以下のような方を対象としています。
- AWSのVPCやサブネット設計でCIDRを扱うことがある
192.168.1.0/24の/24が何を意味するか曖昧な方- サブネット計算をサッと確認したい
結論(成果物)
本記事で紹介するツールを使うことで、CIDRを入力するだけでネットワーク情報を一括表示できます。インストール不要・データ送信なしです。
ツールはこちら → CIDR / IPアドレス計算 | tools.tyamon.com
CIDRとは?
CIDR(Classless Inter-Domain Routing)は、IPアドレスとネットワークの範囲を 192.168.1.0/24 のようにスラッシュとプレフィックス長で表記する方式です。
/24 の数字はネットワーク部のビット数を意味します。
32ビットのIPアドレスのうち先頭24ビットがネットワーク部なので、残り8ビット(= 256アドレス)がホストに使えます。
プレフィックス長とホスト数の関係
| CIDR | 総アドレス数 | 使用可能ホスト数 |
|---|---|---|
| /24 | 256 | 254 |
| /25 | 128 | 126 |
| /26 | 64 | 62 |
| /27 | 32 | 30 |
| /28 | 16 | 14 |
※ 使用可能ホスト数 = 総アドレス数 – 2(ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除く)
ツールの使い方
CIDRを入力して計算する
入力欄にCIDR表記を入力して「計算」ボタンを押します。Enterキーでも実行できます。
入力例:192.168.1.0/24
よく使う例から選ぶ
入力欄の下にある例示ボタン(10.0.0.0/8 など)をクリックすると、その値で即座に計算されます。
結果の見方
計算結果には以下の情報が表示されます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ネットワークアドレス | サブネットの先頭アドレス |
| ブロードキャスト | サブネットの末尾アドレス |
| サブネットマスク | /24 → 255.255.255.0 |
| ワイルドカードマスク | サブネットマスクのビット反転 |
| 最初のホスト | 割り当て可能な最初のIPアドレス |
| 最後のホスト | 割り当て可能な最後のIPアドレス |
| 使用可能ホスト数 | 実際にホストに割り当てられる数 |
また、プライベートアドレス(10.x.x.x・172.16.x.x・192.168.x.x)かグローバルアドレスかも自動判定されます。
バイナリ表現セクションでは、IPアドレス・マスク・ネットワークアドレスを2進数で確認できます。
サブネットの概念を学ぶときにも参考になります。
実務での活用シーン
AWSのVPC・サブネット設計
VPCを作成するときにCIDRブロックを決める必要があります。
「この範囲で何台のEC2を置けるか」「サブネットを分割するとどうなるか」をすぐに確認できます。
セキュリティグループ・NACLの設定確認
セキュリティグループのインバウンドルールに 0.0.0.0/0 や 10.0.0.0/8 を設定するとき、その範囲を把握しておくことが重要です。
ネットワーク機器の設定確認
社内ネットワークのルーター・スイッチ設定で使用するサブネットマスクの確認にも使えます。
まとめ
今回はCIDR計算ツールを紹介しました。ポイントは以下の通りです。
- CIDRを入力するだけでネットワークアドレス・マスク・ホスト数などを一括表示
- プライベート/グローバルアドレスの自動判定
- バイナリ表現でサブネットの仕組みを視覚的に確認できる

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