VB.NETの文字列補間の使い方

Visual Basic .NET

文字列補間の基本

VB.NETで文字列補間を行うには、文字列リテラルの前に$記号をつけます。変数を埋め込みたい箇所は{}(波括弧)で囲みます。

' 基本的な文字列補間
Dim name As String = "田中"
Dim age As Integer = 30
Dim message As String = $"こんにちは、私の名前は{name}で、年齢は{age}歳です。"

' 出力結果:
' こんにちは、私の名前は田中で、年齢は30歳です。

式や関数の埋め込み

波括弧の中には、変数だけでなく式や関数を記述することも可能です。これにより、計算結果やメソッドの戻り値を直接文字列に含めることができます。

' 式の埋め込み
Dim a As Integer = 10
Dim b As Integer = 20
Dim calculation As String = $"{a} + {b} = {a + b}"

' 出力結果:
' 10 + 20 = 30

書式指定

文字列補間では、埋め込む値に書式を指定することもできます。コロン(:)の後に書式コードを記述します。これはString.Formatメソッドで使用される書式指定子と同じです。

' 日付の書式指定
Dim now As DateTime = DateTime.Now
Dim dateMessage As String = $"現在の日時: {now:yyyy/MM/dd HH:mm:ss}"

' 出力例:
' 現在の日時: 2025/08/16 15:35:18

' 通貨の書式指定
Dim price As Double = 12345.67
Dim priceMessage As String = $"商品の価格: {price:C}"

' 出力例:
' 商品の価格: ¥12,345.67

波括弧のエスケープ

文字列内にリテラルの波括弧{または}を含めたい場合は、二重にします。

' 波括弧のエスケープ
Dim escapedMessage As String = $"文字列補間では {{ }} を使います。"

' 出力結果:
' 文字列補間では { } を使います。

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